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山野草つれづれ日記

ハヤチネウスユキソウ
(キク科ウスユキソウ属)

早池峰山(岩手県)

 早池峰山特産種。小田超(おだごえ)登山道を登り始めて、はじめの頃に目にするのはミネウスユキソウであるが、しだいに標高が上がってくると本種が現れてくる。蛇紋岩地の特産種でもある。
 同じ蛇紋岩の山である尾瀬の至仏山ではホソバヒナウスユキソウを見た。この他にも日本にはウスユキソウの仲間はたくさんある。ヨーロッパではエーデルワイスと呼ばれ、映画「サウンド・オブ・ミュージック」でも歌われて有名になっているが、日本の方が本場なのでは、などと思っている。
 白い綿毛の役割は知らないが、高山の強い紫外線に対する防除システムとして発達したのではないだろうか。ニュージーランドの高山帯にも「サウス・アイランド・エーデルワイス」とか「ノース・アイランド・エーデルワイス」、あるいは「○○デイジー」などと呼ばれて、葉の形態はだいぶ異なるものの、同じように綿毛を持ったキク科の植物がある。
 下の写真はハヤチネウスユキソウが生えている様子や環境が分かるかな、と思って撮影しておいたもの。
 早池峰山はウスユキソウの山だね、とは一緒に登った妻の感想。確かに、ほんとうにウスユキソウがたくさん見られた。




←こんな感じ

※ほかにも野草やアクリル画、Linuxなどに関するサイトを公開しています。
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サイト名 概  要
山野の植物と山岳地形 日本の低地から高山帯までの311種の植物と山岳地形を紹介しています。写真はすべて自分で撮影したもの。高校の自然学習や生物教材としても活用。
日本のコゴメグサの系統に関する一考察 定年退職後の1年間、一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、コゴメグサという野草の分子系統学的研究を行いました。系統樹の知識がないと分かりにくいかも知れませんが、山登りをする人なら、「見たことある」という人もいるかも知れません。
趣味でアクリル画を描いています
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定年退職をしてから、アクリル画を描きはじめました。まったくの自己流で、ゆっくりのペースで少しずつしか描けませんが、頭に浮かんだイメージを具現化する作業は楽しいです。
Linuxの活用をめざして 高校教員としての現役時代に、職場のネットワーク環境下でのLinuxの活用法について研究したり、Webカメラと組み合わせて教材を作成したりしました。内容はもう古くなってしまいましたが、OSとしてのLinuxをもっと普及させたいとの思いは今も変わらず、かつての挑戦を紹介しています。