クルマバソウ(アカネ科)
プリトビッツェ湖群国立公園(クロアチア)
同じものを、北信州の中野市で見たことがある。クルマバソウといって、街中の草むらでよく見られるヤエムグラの仲間である。このサイトの別のページで紹介しているとおり、ヨーロッパでは葡萄酒やビールの香りをつけるのに使われるそうである。
それにしても、つくづく思うのだが、遠く離れたクロアチアと日本に同じ(ような)植物が自生していることが、興味深い。このクルマバソウばかりでなく、このサイトで紹介している海外で見た植物の中には、日本にあるものとよく似ているものが数多くある。
わざわざ、人間がヨーロッパから、あるいは日本から持ち運んだとも思えない。自然の力というか、植物の分布を広げようとする力によって、数百万年かけて現在のようになっているのだろう。
それならば、クロアチアと日本の間の各国に、このクルマバソウはあるのだろうと思う。