マウンテン・ジェンシャン(リンドウ科)
ミルフォードトラック(ニュージーランド)
ミルフォードのトレッキング3日目、ポンポローナロッジから出発し、標高1000mを少し超えるマッキノン峠を目指すが、峠に近く樹林帯を抜けたあたりで群生していたもの。もっと標高が低い場所でも目にしてはいたが、撮影したのはここ。
見た印象では、ウメバチソウに似ているな、などと思っていたのだが、調べてみたらリンドウの仲間だった。そういえば、めしべの柱頭が二つに割れているところは、ああ、なるほどリンドウだな、と思う。
マウンテン・ジェンシャンという名前はリチャード・ライアル氏による「ニュージーランド南アルプスの植物」という日本語で書かれた本で調べたのだが、より詳しいニュージーランドの野草のガイドブック(英語版)の「A field guide to the Alpine Plants of New Zealand」(John T. Salmon)にはそのような名称はなく、「Common New Zealand gentian」と紹介されている。多分、こちらの方が正しいのだろうと思う。