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山野草つれづれ日記

 九寨溝(きゅうさいこう)・黄龍(こうりゅう)の場所
  2010年(平成22年)8月7日~12日の間、中国内陸部の四川省の北にある、世界自然遺産にも登録されている九寨溝と黄龍に行ってきました。
ここでは、日本では見たことのない様々な野草との出会いがありましたが、、「日本の何々に似ているな」という程度で、正式な名称や分類上の科名などが分からないものが多くありました。
 
九寨溝
黄龍
  およその位置は、下の地図で示てあるとおりです。小さくて分かりにくいかも知れませんが中部国際空港から上海へ、上海から中国国内線で四川省の中心都市の成都へ移動、そして成都からさらに飛行機で北へ45分ほど飛んだ所にあります。
 
 

キク科の一種?

 花や深く切れ込んだ葉の様子から、サワギクを思い出し、キク科の仲間ではないかと思っているのだが・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ウスユキソウの仲間

 一目でウスユキソウの仲間とわかる。しかし、日本ならば、ウスユキソウは高山帯の岩礫値で見られるものですが、ここでは草地に生えていた。このことが非常に印象深く残っている。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

一見したところ、ヤナギランに似ているが・・・

日本の山の草地でよく見かける、アカバナ科のヤナギランによく似ているという印象をうけるが、

花の一つ一つの形はすこし違っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは日本の似たような種を当てはめられない・・・

あえて言えば、花芽の様子がユキノシタ科のウメバチソウに似ているが、葉の形は全く違っていて、キンポウゲ科の可能性もあるように思う。ただ、花弁の色がね・・・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

キク科のオタカラコウの仲間では・・・

花や葉の様子から、メタカラコウとかオタカラコウの仲間ではないかと思うのだが、どうだろうか。
あるいは、ミヤマアキノキリンソウなどにも近いかな・・・と思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

あきらかにハコベの仲間

 花弁の先が切れ込んでいて5枚の特徴ある形から、ナデシコ科のハコベの仲間、なかんずく、日本でいえばやや大型のミヤマハコベに非常に近いと思っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ハマウツボ科のシオガマの仲間?

これも日本では見られないもの。
何かで見たパンフレットに日本語でシオガマと書いてあったのを記憶している
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ワスレナグサの仲間

ムラサキ科ワスレナグサの仲間の植物であることは、身近にあるキュウリグサのように、たくさんの花の蕾がらせん状に巻いている「さそり状花序」があったり、花の様子から判断できた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

キキョウ科ソバナ

一見して、キキョウ科ツリガネニンジンの仲間と判断できたが、花弁の先がそり返っていないのでソバナの方が近いかな、と思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※ほかにも野草やアクリル画、Linuxなどに関するサイトを公開しています。
 興味があったら、ぜひ、一度ご覧いただければうれしいです。
 
サイト名 概  要
山野の植物と山岳地形 日本の低地から高山帯までの311種の植物と山岳地形を紹介しています。写真はすべて自分で撮影したもの。高校の自然学習や生物教材としても活用。
日本のコゴメグサの系統に関する一考察 定年退職後の1年間、一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、コゴメグサという野草の分子系統学的研究を行いました。系統樹の知識がないと分かりにくいかも知れませんが、山登りをする人なら、「見たことある」という人もいるかも知れません。
趣味でアクリル画を描いています
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定年退職をしてから、アクリル画を描きはじめました。まったくの自己流で、ゆっくりのペースで少しずつしか描けませんが、頭に浮かんだイメージを具現化する作業は楽しいです。
Linuxの活用をめざして 高校教員としての現役時代に、職場のネットワーク環境下でのLinuxの活用法について研究したり、Webカメラと組み合わせて教材を作成したりしました。内容はもう古くなってしまいましたが、OSとしてのLinuxをもっと普及させたいとの思いは今も変わらず、かつての挑戦を紹介しています。