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山野草つれづれ日記

キンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の仲間

 日本の高山に登るとよく似たシナノキンバイを目にすることができるが、スロベニアでは、平地の普通の草地で目にすることができた。
​ このキンポウゲのい仲間は、世界中に自生する種として知られている。といっても、西洋タンポポのように近年になって、人間の行き来が活発になったために分布を広げたものとは、全く異なる。人間よりもっとずっと以前に、自然の力によって分布を広げたものである。スロベニアでは、この他に日本のウマノアシガタによく似たキンポウゲもごく普通に咲いていた。
​ 2010年11月にオーストリアの研究者によって、このキンポウゲ属がどのようなプロセスで分布を広げたのかというテーマでの分子系統学的研究結果が報告されているが、それによる今から500万年ほど前にヨーロッパから世界中に広がったらしい。
​ 日本のシナノキンバイなどは、おそらく氷河期などにシベリアなどから南下してきたものが、温暖化とともに高山に移動し、現在のような高山帯のお花畑に残るようになったのだろう、と想像しているが、どうだろうか。

※ほかにも野草やアクリル画、Linuxなどに関するサイトを公開しています。
 興味があったら、ぜひ、一度ご覧いただければうれしいです。
 
サイト名 概  要
山野の植物と山岳地形 日本の低地から高山帯までの311種の植物と山岳地形を紹介しています。写真はすべて自分で撮影したもの。高校の自然学習や生物教材としても活用。
日本のコゴメグサの系統に関する一考察 定年退職後の1年間、一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、コゴメグサという野草の分子系統学的研究を行いました。系統樹の知識がないと分かりにくいかも知れませんが、山登りをする人なら、「見たことある」という人もいるかも知れません。
趣味でアクリル画を描いています
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定年退職をしてから、アクリル画を描きはじめました。まったくの自己流で、ゆっくりのペースで少しずつしか描けませんが、頭に浮かんだイメージを具現化する作業は楽しいです。
Linuxの活用をめざして 高校教員としての現役時代に、職場のネットワーク環境下でのLinuxの活用法について研究したり、Webカメラと組み合わせて教材を作成したりしました。内容はもう古くなってしまいましたが、OSとしてのLinuxをもっと普及させたいとの思いは今も変わらず、かつての挑戦を紹介しています。